テネット【ノーラン特集】

SF、SFアクション

作品名: テネット

公開日(日本): 2020年7月31日

監督: クリストファー・ノーラン

主演: ジョン・デヴィッド・ワシントン、ロバート・パティンソン、エリザベス・デビッキ

公開・配信情報

✅Prime Video ✅NETFLIX ✅U-NEXT ※見放題 2024年10月時

    

あらすじ

クリストファー・ノーラン監督による「テネット」は、時間と現実を交差させる複雑な物語が展開される新たなるSFスリラーです。主人公は未知の敵に立ち向かうため、時間の流れを逆行させる特殊な能力を持つ秘密組織に引き込まれます。彼のミッションは世界の存亡に関わるものであり、時間のパラドックスと戦いながら、事件の真相を解き明かそうと奮闘していく・・・

見ていない人へのPR文

「テネット」はノーラン監督の映像美と独創性が際立つ作品です。見ている人は複雑な時間の構造に引き込まれ、不可思議な時間の流れに魅了されることでしょう。今まで経験したことのない時間の旅に誘われ、それを支える特殊効果やアクションシーンは見事に描かれ、物語性とビジュアルの両面で視覚的な饗宴を提供してくれること間違いありません。

 

※未鑑賞の方はこれ以上先はネタバレご注意※

支持派の意見

ノーラン監督のアイデアと映像表現が卓越しており、時間の逆行をテーマにした斬新なアプローチは視覚的にも素晴らしい。これまでのタイムスリップものと大きく違うのが、「逆行」というキーワード。主人公は未来の技術で時間を逆行させる装置を使って敵に向かう作戦を遂行するのだが、逆行する時間軸とともに、その逆・「正行」の時間軸も存在するため、正行と逆行で敵を追い詰めるという、これまで発想も見たこともない世界を体験することができます。複雑なプロットは挑戦的だが、緻密な構成が魅力という声が多いです。

-賛成派の意見-

「クライマックスの正行&逆行の挟み撃ち、挟撃作戦の高揚感がはんぱない!」

「かなりぶっ飛んだSFなのに、映画全体が大人な雰囲気で高級感まで感じさせてくれる」

反対派の意見

コインの裏表的に、映画の構造が複雑すぎて、やはり理解しにくいと感じる観客もいます。次々と展開されるストーリーの解明が難解で、冒頭から主人公は別の時間から別の時間へとシーン的に切り替えられて、簡単に観客がネタバレを受けないように仕込まれています。さらに、これまで経験したことのない逆行という設定を受け入れる難しさ、それに反して、登場人物たちは淡々とその世界を進めていく違和感に、置いて行かれることがあるため、一部の人にとっては没入感が損なわれる。

-反対派の声-

「難しすぎて、諦めました笑」

「映画の設定を理解することに集中して、肝心のキャストたちに対して感情移入する余裕がでなかった。」

私の感想・意見
賛成派と同じく、物語の複雑さがたまらない派です。
ミソはタイムマシンやタイムループものではなく、時を逆行して過去を変えるという点。話はややこしく見える。でも、そこではなく逆行映像への没入感を楽しむタイプなので、もちろん最初についていくのに必死にはなりました。
だから反対派の意見のように、話についていけないというノイズが大きすぎて、無理という人がいるのは、当然だと思います。
ぜひ、話の複雑さは置いておいて、登場人物の感情の変化や、関係性に焦点をあてて見てほしい気持ちがあります。
私もミスったのが、インセプションで最初全然理解できなかったのが悔しくて、セリフの一言一言に集中しすぎた。
ただ、最後の挟み撃ち作戦で考えるのをやめにして、なんて楽しい映像〜と割り切ったのはよかったです。
2回目を一緒に見に行った友達と、何か嫌なことがあったら、「挟撃作戦で、俺逆行するから、挟み撃ちしてやっつけよう」とか、子供のようなノリもできて、よいネタになりました。
まあ、ある意味そういうノリの映画であります。
コロナ起きてから完全自粛ムードだった2020年。そんな中、テネットを映画館の大スクリーンで見る幸せいつも以上でした。

コメント