作品名: テネット
公開日(日本): 2020年7月31日
監督: クリストファー・ノーラン
主演: ジョン・デヴィッド・ワシントン、ロバート・パティンソン、エリザベス・デビッキ
公開・配信情報
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クリストファー・ノーラン監督による「テネット」は、時間と現実を交差させる複雑な物語が展開される新たなるSFスリラーです。主人公は未知の敵に立ち向かうため、時間の流れを逆行させる特殊な能力を持つ秘密組織に引き込まれます。彼のミッションは世界の存亡に関わるものであり、時間のパラドックスと戦いながら、事件の真相を解き明かそうと奮闘していく・・・
「テネット」はノーラン監督の映像美と独創性が際立つ作品です。見ている人は複雑な時間の構造に引き込まれ、不可思議な時間の流れに魅了されることでしょう。今まで経験したことのない時間の旅に誘われ、それを支える特殊効果やアクションシーンは見事に描かれ、物語性とビジュアルの両面で視覚的な饗宴を提供してくれること間違いありません。
※未鑑賞の方はこれ以上先はネタバレご注意※
ノーラン監督のアイデアと映像表現が卓越しており、時間の逆行をテーマにした斬新なアプローチは視覚的にも素晴らしい。これまでのタイムスリップものと大きく違うのが、「逆行」というキーワード。主人公は未来の技術で時間を逆行させる装置を使って敵に向かう作戦を遂行するのだが、逆行する時間軸とともに、その逆・「正行」の時間軸も存在するため、正行と逆行で敵を追い詰めるという、これまで発想も見たこともない世界を体験することができます。複雑なプロットは挑戦的だが、緻密な構成が魅力という声が多いです。
-賛成派の意見-
「クライマックスの正行&逆行の挟み撃ち、挟撃作戦の高揚感がはんぱない!」
「かなりぶっ飛んだSFなのに、映画全体が大人な雰囲気で高級感まで感じさせてくれる」
コインの裏表的に、映画の構造が複雑すぎて、やはり理解しにくいと感じる観客もいます。次々と展開されるストーリーの解明が難解で、冒頭から主人公は別の時間から別の時間へとシーン的に切り替えられて、簡単に観客がネタバレを受けないように仕込まれています。さらに、これまで経験したことのない逆行という設定を受け入れる難しさ、それに反して、登場人物たちは淡々とその世界を進めていく違和感に、置いて行かれることがあるため、一部の人にとっては没入感が損なわれる。
-反対派の声-
「難しすぎて、諦めました笑」
「映画の設定を理解することに集中して、肝心のキャストたちに対して感情移入する余裕がでなかった。」
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