監督: 永岡智佳
〜劇場版コナンの27作品目。怪盗キッドVS平次〜
〜遂に明かされる怪盗キッドの真実〜
公開・配信情報
コナンは服部平次らと共に、剣道大会のため北海道・函館を訪れる。そこで彼らは、新選組副長・土方歳三にまつわる日本刀を狙う怪盗キッドを目撃する。そんな中、函館倉庫街ではある遺体が見つかる。
昨年、興行収入100億を突破した劇場版コナン黒鉄の魚影に続き、見応えばっちりなエンタメアニメ映画として最高峰の出来となっています。平次と和葉、怪盗キッドとコナン、北海道函館を舞台にした本格ミステリーとアクションを堪能しましょう
冒頭からのテンポの良さ、アクションの見応え、恋愛ストーリー面での賞賛が相次いでいます。怪盗キッドが出演する回では、不良作が多いと考えていた人にとっても高評価に値する作品であったとしています。また映画で明かされる”とんでもない事実”は原作ファンにとって、この作品が重要性を帯びたものになった点も高評価を押し上げる一因となっています。
昨年の黒鉄のサブマリンと比較して、話の明快さについての批判が見受けられます。また展開やアクションがコメディっぽく仕上がっている点も受け付けない人がいるようです。
☆話のテンポがよい
☆長い上映時間に比べて中弛みを感じさせない
☆会話もアクションも全てが連続して見ているかのうような丁寧な作り
OPから平次による怪盗キッドを追い詰めるまるでクライマックスのようなシーン
かなり本気度の高い作りを宣言しています。
コナン、平次、怪盗キッドのメインキャスト3名が織りなすストーリーをベースに、各登場人物が役割をしっかりこなすように描かれています。
敵キャラたちも、しっかり悪が効いている敵で、果たして誰が犯人か!?のミステリー要素を強く観客に与えながら、善悪バランスをしっかりと取る布陣が出来上がっています。
前作に続きアクションがうまい
1シーンで同時に複数の登場人物が動いているにも関わらずわかりやすく・・・
「1人と敵が対峙していたら、その裏でもう1人の味方が別の動きをして、次はその人がメインで戦う」など、
観客が混乱しない配分で調整しつつ、矢継ぎ早のアクションシーンを完成させています。
手際がすごくいい!
和葉と平次の恋物語は盛り上がりは見せますが、ラストは結構拍子抜けで、少し残念です。本編(原作)での展開を期待しましょう。
昨年に続き、劇場版で本編に影響するのじゃないか!?の大仕掛けとサプライズが今回も健在。
100億越えのこの映画シリーズはどこまで走り続けるのでしょう。
”アベンジャー化”するコナン・ユニバース
豪華キャストの集結
アクションの手際いい撮り方
エンディングでのサプライズ
100万ドルの五稜星で、際立っていたこの3つ。
コナン、怪盗キッド、服部平次など主人公クラスが複数人が1スクリーンで映えていたり、戦略的で見せ方の上手いアクションシーン、エンディングで観客を熱狂させるサプライズなど・・・・
これら全ての見せ所たちが、”アベンジャーズ”を連想させます。
魅力的なキャラが増えたらそら、クロスオーバーさせたくなるだろうし、見せ所がインフレしていくのは自然な流れ。
コナンは歴史が30年ありますので、キャラクターの積み重ねやアクション大好きの青山さんの手腕や魅力が最高潮を更新し続けた結果ではありそうですね。
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