ベイビードライバー【カーアクションPV映画】

痛快アクション
ベイビードライバー 公開日(日本):2017年8月19日

監督:エドガー・ライト

主演:アンセル・エルゴート、リリー・ジェームズ、ケヴィン・スペイシー、ジェイミー・フォックス、ジョン・ハム

公開・配信情報

✅Prime Video ✅U-NEXT ✅NETFILIX ※見放題 2024年10月時

    

あらすじ

若き天才ドライバー「ベイビー」(アンセル・エルゴート)は、耳鳴りを消すために常に音楽を聴きながらプロの逃がし屋として活躍していた。犯罪組織のボスであるドク(ケヴィン・スペイシー)のもと、彼は銀行強盗の逃走をサポートし、そのドライビング技術で幾多の困難を切り抜ける。だが、心から愛する女性デボラ(リリー・ジェームズ)との平和な未来を夢見るベイビーは、犯罪から足を洗おうとするが、組織は簡単に彼を手放そうとはしない。次第に危険な状況に追い込まれていく彼の運命は…?

見ていない人へのPR文

音楽とカーアクションが完璧にシンクロする爽快感溢れるクライムアクション映画です。サウンドトラックが映画の進行に深く関わり、観る者をリズムとアクションの渦に巻き込みます。エドガー・ライト監督ならではのユーモアとスリルに満ちた作品は、映画と音楽好きにとって一度は観るべきエンターテイメントです!

支持派の意見
 音楽とアクションが見事に調和した独創的な映画体験が魅力的。スタイリッシュな演出、カーチェイスの緊張感、そしてアンセル・エルゴートのクールな演技が評価されている。また、豪華キャスト陣の個性的な演技も見逃せない。
反対派の意見
 スタイリッシュさを重視するあまり、ストーリーが薄く感じられるという批判もある。また、クライム映画としてはやや型通りの展開で、結末に驚きが少ないという指摘も。
私の意見・感想

カーアクション×MV というあまりないジャンルを打ち出した映画です。

音楽とドライブ演出たのしー!!大好き。という初見でした。

最高のオープニング

オープニングの連続2曲が最高です。

ごめんなさいですが、ここが私的ピークです💥

主人公ベイビーが運転する強盗グループが銀行に押し入るシーンから始まる

闘争劇×ロックMV

カーアクションももちろんですが、そのスピード感にマッチしすぎるロックミュージックがたまりません!

その後はミッション成功後にベイビーがただコーヒーを買いに行くだけのシーン

オープニングクレジットが流れながらの落ち着いたPOPミュージック

面白いのが、その音楽に合わせて周りのモブキャストが音を合わせていく演出です。

オープニングクレジットがこんなに楽しく見れることがないほどよかったです。

この映画は・・・

ただBGMのいい映画ではなく、音ハメがしっかり意識されたBGMがもはや演出の大半を占めている珍しいタイプの映画です。

他にも銃射撃の音に合わせていたり、エンジン音や食器の音、机を叩く音など、なんでもしっかり合わせてきます。聞いていて見ていて心地よいMV映画となっています。

オープニングはその映画の命題を全部表現したものでした。

ブチ上がり具合は、ララランドの最初がイメージに近いと思います。

 

ベイビーは、音が聞こえないおじいさんと一緒に暮らしていて、そのおじいさんのために手話を使いながら、音楽を流し音を表現してあげています。

私がこの映画で個人的に一番好き

この手話をしているシーン。

他のシーンは音楽と現実の音と話し声が入り混じる、言わば目と耳が忙しいシーンばかりですが、この手話のシーンだけ、妙な静けさが表現されています。

そのギャップが素晴らしく、印象に深く残ります。音がなくても、ベイビーとおじいさんの人柄とその間のコミュニケーションが表現されていて、関係性がよくわかります。

 

脚本は程よいB級感

コンセプトにクセの強いベイビードライバーは、脚本はかなりスタンダードというか、かなりB級感が強めです。

お金を稼ぐために強盗集団に加わっていますが、好きな女の子ができて足を洗いたいところが、一旦関わった悪の世界から抜け出すことができないという話です。

音はハメを意識する音楽の使い方とアクションが入り混じる複雑な構造のため、深い話には結びつけにくい、まさに「凝ったMV」を見ている感覚と近いと思っています。

特に私は、キャストの中でもリリー・ジェイムズが演じる彼女のデボラがかなりそのB級感を促進している人だなと感じています。悪の道にいるベイビーを程よく追求せず、程よい距離でしっかり彼女として寄り添ってあげている生温さをしっかり演じています。

この話の続きがほしいかと言われると、すごく微妙ですが・・・ただ!

このジャンルの映画はとてつもなく見たいです笑

コメント