監督:スティーヴン・チョボスキー
主演:ジェイコブ・トレンブレイ、ジュリア・ロバーツ、オーウェン・ウィルソン
公開・配信情報
✅Hulu ✅U-NEXT ※見放題 2024年12月時
顔に生まれつき障がいを持つ少年オギー(ジェイコブ・トレンブレイ)が、家庭学習から初めて普通の学校に通うことになり、友達や周囲の人々との関わりを通じて成長していく感動的な物語。見た目の違いによりいじめや偏見を受けながらも、家族や友人の支えを受けて自分の居場所を見つけていく姿を描いている。オギーと彼を取り巻く人々が、勇気、優しさ、理解を学び合う温かいヒューマンドラマ。
感動的なストーリーと心温まるキャラクターが織り成す、勇気と希望の物語です。外見だけではなく、内面の美しさがどれだけ重要かを考えさせる作品で、家族、友人、そして自分自身との向き合い方について深く考えさせられます。誰もが感じる不安や困難に立ち向かう勇気を与えてくれる映画です。
- 「オギーの成長と、彼を取り巻く家族や友人たちの優しさに涙が止まらない。見た目の違いではなく、心の強さを教えてくれる。」
- 「ジェイコブ・トレンブレイの演技が素晴らしく、彼がオギーを繊細に演じている。ジュリア・ロバーツとオーウェン・ウィルソンも、家族愛を深く描いて感動的。」
- 「優しさと思いやりを広めるメッセージが心に残る。全ての世代に見てほしい映画。」
- 「感動的すぎて、ストーリーが少し甘ったるく感じる人もいるかもしれない。リアルさよりも理想を強調しすぎている。」
- 「ストーリーが予想通りの展開で、驚きや深いドラマ性を期待していた人には物足りないかもしれない。」
- 「オギー以外のキャラクターの描写が浅く感じる部分があり、もう少し家族の内面に焦点を当ててほしかった。」
洋画で王道の感動ドラマ系譜の傑作です!
ただ、この映画のすごさは「お涙ちょうだい」のところではありません。
人が困難を極めたときにどうすればいいかを優しく教えてくれる、確かなメッセージを送ってくれる映画です。
一般的な感動映画とは一線を画して、記憶に残る映画となりました。
時短おすすめポイント
👍主人公・オギーの根本性格が楽しい!
👍わき役たちそれぞれ視点のストーリーが素晴らしい
👍説教臭くない説教映画
主人公・オギーの根本性格が楽しい!
主人公・オギ―は小学6年生で、宇宙が大好き。いつも宇宙服のヘルメットをかぶっています。その理由は、自身の顔。親の遺伝子の組み合わせにより、奇形児で生まれてきたため、学校でイジメを受けるため顔を世に見せるのが嫌なのです。
オギ―は自己嫌悪で学校にいきたくなく、両親と姉に苦労をかけながらも何とかだんだんと克服していくストーリーの運びになっています。
この内容だと想像しうる展開で、勇ましく主人公が自身の障害に立ち向かっていく姿だけがイメージできますが✊
オギ―は一味違います💥
主人公として、ものすごく面白い性格をしています。
自分の顔のことで家族で深刻な話をしているときも、ジョークをかましたり😂
苛めてくる同級生に、ジョークで反撃
姉とボーイフレンドに向かって、カップルベタベタ感を茶化してみたり
父の影響が大きく、根っこからの面白さが随所に出ています。
ただ演出が優秀なのが、オギ―のユーモアさはごく自然で、
ジョークを飛ばすときもぎこちないし、友達とじゃれ合う時の雑さは隠しきれない子供ぽさが出ています。
自然とオギ―のことが好きになっていく感覚
「君は太陽」という邦題副タイトルのベースがオギ―の性格にあると思います。
わき役たちそれぞれ視点のストーリーが素晴らしい
オギ―が中心の物語進行なのですが、要所要所で各わき役視点で話が進みます。
その演出が物語テーマ性に関わっており、わき役たちを通してそれがわかってきます。
👩優しくて大人しい姉・ヴィア
オギ―を献身的に支える、優しいお姉ちゃんです。
ただ、オギ―の学校通えるかの問題に神経をすり減らす父と母に対して、しょうがないと思いつつも、自身の高校での悩みを軽く相談できず悩んでいます。最近親友のミランダが絡んでこなくなった・・・
👦親友になりそうでならない友達:ジャック
オギ―が転校して初めて絡む友達です。
最初は母と校長に頼まれて、オギ―の友達になるようにとボランティアみたいな立ち位置で行動していましたが、次第にオギ―のことが好きになっていきます。ただ、周りはオギ―を避ける元から仲いい友達もいます。
👧姉の元親友:ミランダ
ヴィアの昔からの仲いい友達です。
昔からなので、家族で仲いいです。オギ―のこともよく知っています。
高校に上がって最近、絡む友達が少し変わって、ヴィアと距離を自ら置いているような行動をしています。学年変わって、友達変わる青春のあるある渦中にいる人ですね。
わき役の友達という点で、重要性なさそうですが、かなりこの話のキーとして存在しています。
説教くさくない説教映画
オギーとその家族と友人関係のなかで、オギーは自身の障害を乗り越えていくストーリーとなっていますが、
最大の「障害」になっているのは顔ではなく、自身の性格にあったことが映画内で表現されています。
顔の変形のせいで、自分は誰とも仲良くなれないという考えから、自分のその悲観的な考えの方が原因となっていると気がついています。
その気づきを私たち見ている側にもわかりやすいように、
周りのわき役たちが身体障害とはまったく関係なく、人間関係に悩み、オギーの行動をみて励まされてるシーンがたくさんありました。
暗に私たちに、「潜在的な悩みは考え方と行動によって人生の流れとともに変わる」というメッセージとなっています。
ただ、それを直接的にセリフで表現されておらず、自然に感じていく構成になっている。それがすごく優秀な映画だなと感じている点です。
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