DUNE 砂の惑星 Part2 【あのPart1を超えてくるってどゆこと】

SF、SFアクション
DUNE デューン 砂の惑星 Part2 公開日(日本): 2024年3月15日

監督: ドゥニ・ヴィルヌーヴ

主演: ティモシー・シャラメ、ゼンデイヤ、レベッカ・ファーガソン、ハビエル・バルデム、フローレンス・ピュー、アニャ・テイラー・ジョイ、クリストファー・ウォーケン、ジョシュ・ブローリン

公開・配信情報

✅Prime Video ✅U-NEXT  ※レンタル可能 2024年10月時

  

 

あらすじ

惑星デューンをめぐる宇宙戦争が勃発!ハルコンネン家の陰謀により、アトレイデス家は全滅。しかし、最愛の父とすべてを失うも、王子ポールは生きていた。ついに復讐の時――。運命の女性・砂漠の民チャニとポールの、全宇宙を巻き込む最終決戦が始まる

見ていない人へのPR文

Part2が1を超えた圧倒的映像!スペースオペラの歴史を塗り替える最高の映画体験となっています。

支持派の意見

登場人物たちの入り混じる人間関係にフォーカスしたストーリーの完成度の高さが評価されています。大対数の賞賛の声として、「映像」と「音」の迫力は群を抜いて高評価です。

反対派の意見

結末に不満を感じる人がいます。原作からかなり脚色された展開でその独自性に反感を抱く人がいるかもしれません。

私の意見・感想 ※ネタバレ含みます

約3時間、圧巻の映像を果てしなく見せられます。

1よりも話の起伏が大きく、ストーリーの根幹を色濃く描き切り、壮大な結末に繋がっていました。さらに、着実に丁寧に描き進めつつも、絶対に外さない映像的な見せ場があり、長時間尺の映画に対して、中弛みを全く感じさせません。

まず、ここまで感じさせる映画は多くありません。(普通何度も時計みちゃいます)

砂虫軍団の襲撃シーン砂虫初乗り成功シーンは幼心を震わしてくれる。

Part1で感じていた、映像美と音楽が今回も健在でした。

それ(Part1)を超えてきました。嘘でしょレベルの余韻です。

今回もIMAXで見て思いましたが、ここまで映像だけで満足が最高潮にいく映画は私の中でありません。

宇宙船や、コスチュームなどは、かなりシンプルなデザインを追求しています。

要はごちゃごちゃしていません。例えば、宇宙から舞い降りてくる宇宙船は模様がたくさんあるタイプのデザインではなくて、一色だったりと、のぺっとしています。

そのおかげでおそらく、そのシンプルな物体が大画面に映し出されるので、デカさが強調される。その結果、圧倒感を感じるのではないかと思います。

唯一気になったこと

「ハルコンネン家」側の、あっけない消滅

ストーリー展開的に仕様がない点もあるのですが、1から引っ張ってきたボスと中ボスである、ウラディミールとラッバーンがあっけなく死んでしまいます。「あっけない」と感じるのは、特に2人の見せ場がなかったからです。主人公ポールからすると、父を殺した憎きメインボスのウラディミールは正直Part3まで引っ張っていってほしいくらいの敵でした。それだけ魅力的で、マッドマックスのイモータン並みの愛着が湧きそうでした笑

ラッバーンに関しては、酷いレベルで最初から最後まで見せ場なし、かませ犬です。原作を読んだことはありませんが、そもそも原作の方が影が薄そうで、原作よりこのシリーズの方が、目立った扱いをされているそうな・・・

だからこのデューンシリーズの中だけでいうと、かなり存在感を感じてしまったので、それに見合う見せ所がなく残念でした。

しかも、Part2から出てきた次期ハルコンネン家ボスとなるフェイド=ラウスまで・・・。

あと、これは全体的には悪い意味じゃないのですが、役柄的にも、俳優の有名具合でも、重要なひとがバタバタ死んでいきます。個人的に、1のジェイソンモモアは復活してほしい!と思うほどです。

そういった不満もありますが、それを無視できるほどの完成度というのは間違いありませんでした。

Part3は、俄然楽しみであります。

ドゥニビルヌーヴ監督にはブロックバスター映画の最高峰に登りきってほしい!

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