オールユーニードイズキル【タイムループが楽しい!】

タイム系(タイムリープ、タイムスリップ)
オールユーニードイズキル 公開日(日本): 2014年7月4日

監督: ダグ・リーマン

主演: トム・クルーズ、エミリー・ブラント

公開・配信情報

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あらすじ

未来の地球を脅かす異星人との戦いの中、戦場で死ぬたびに同じ時間ループが繰り返される兵士ウィリアム・ケイジ。彼は謎の力を手に入れ、戦いを繰り返す中で同じ出来事を繰り返すことで、戦局を変える手段を模索します。

見ていない人へのPR文

「オールユーニードイズキル」は、トム・クルーズとエミリー・ブラントが異星人との戦いに挑むSFアクション映画。緻密なストーリーテリングとアクションシーンが見どころです。

支持派の意見

映画はスリリングなアクションと共に、タイムループの要素を巧みに利用して展開されており、トム・クルーズとエミリー・ブラントの演技も素晴らしいと評価されています。

-支持派の声-

「どんどんかっこよくなっていく主人公がいい」

「タイムリープの設定がわかりやすい」

反対派の意見

一部の観客は、一連の同じ出来事の繰り返しや、タイムループの設定についてややこしく感じる場合がありますが、それでもストーリーの面白さやアクションの質を評価する声もあります。ラストシーンの敵の滅び方が、よくある元を断てばなんちゃら系で味気ないなどの声もあります。

-反対派の声-

「後半がどんどん盛り下がってきた」

「結構よくある題材な気がする」

私の感想・意見

SFタイム系で1番ワクワクする

タイムループ系の映画はいくつもあります。

過去改変や、それによるタイムパラドックス、マルチバースなど、私たちの想像力を掻き立てる題材で、面白さは一定に保証されていると言えるでしょう。

では、なぜこの作品が私の中でNo. 1かと言うと、主人公トムクルーズのタイムリープによる成長の姿がもの凄く好みだからです。

主人公のケイジは謎の生命体よる地球侵略に立ち向かう軍の広報部隊で、前線にいる戦闘員ではありません。ところが、突然上官の命令で嫌々ながら前線に派遣されてしまいます。しかし、元々戦闘員ではない彼は戦いに出ても全く役に立つことがなく、呆気なく敵に殺されてしまいます。

ここでケイジは謎のきっかけ(後々で判明)で、タイムリープが起こり、前線に派遣される瞬間に戻されることに。そして、また同じ戦場に派遣され、死んでは生き返って同じシーンに戻るを繰り返すことになります。

最初は、全く覇気もなく使えないケイジでしたが、永遠と繰り返されるタイムリープで、達観し始め、戦場やその前の作戦シーンでどんどん男らしいファイターになっていく流れが出来上がります。そこ最高に引き込まれます。この成長がたまらなく好きなんです。

しかも、その成長は逃れられないタイムリープの中で、1人の人物のために必死に未来を変えようとする姿も相まって、心にグッときます。

例えば、「恋はデジャブ」のように、ビルマーレイが、最初は自己中のふざけた男からタイムリープを通して自分の愚かさに気付かされていく内に、愛する人に尽くしていくような変化を遂げた。そんなシーンと重なりました。

ただ、さらにオールユーニードイズキルのトムクルーズは成長前の、情けない顔や行動が最高なんです。本当にダメなやつだな感が満載で、心底呆れます。そこからの成長が見れるので、他にはない、たまらない高揚感が得られるのです。

映画としては、結末的に不評も聞かれますが、私としては、あっけない感じや、脇役たちのヘンテコ集団感も好きで、ケイジのヘラヘラした感じのコンセプトに作品全体の雰囲気として合っていると考えています。

唯一エミリーブランドが演じるリタは、強くシリアスで、全体の中で浮いていますが、ケイジの成長を目立たせる、真剣にさせるために、必要な存在だと思います。(リタはマッドマックスのフュリオサみたいに、女の最強戦士感があって彼女も魅力爆発してます💥)

ヘラヘラ笑うトムクルーズ、男らしくなっていくトム、賢いトム。トム魅力が連打されたナイスなタイム系映画です。

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