スクール・オブ・ロック 公開日(日本):2004年12月18日
監督:リチャード・リンクレイター
主演:ジャック・ブラック
公開・配信情報
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あらすじ
ジャック・ブラック演じるデューイ・フィンは、ロックバンドで活動していたが解散し、生計を立てるために友人の代わりに代用教師として私立学校で教鞭を執ることになる。彼は生徒たちにロックの楽しさや大切さを教え、生徒たちは次第に彼の熱意に共感し、学校のバンドを結成する。しかし、デューイは学校側からロックの授業を行っていることが発覚し、学校をクビになる危機に立たされる。
見ていない人へのPR文
ロック音楽の魅力を通じて、夢を追いかける勇気や自己表現の大切さを伝える心温まるコメディ映画です。ジャック・ブラックの熱演と素晴らしい音楽が絶妙に融合し、観る人を楽しませてくれます。
支持派の意見
・ジャック・ブラックのパフォーマンスが素晴らしく、キャラクターの魅力を引き立てている。
・音楽シーンが非常にエネルギッシュで、視聴者を魅了する。
反対派の意見
・ストーリーがあまり現実味を持っていないと感じる人もいるかもしれない。
・一部の視聴者には、ジャック・ブラックのキャラクターがやり過ぎで違和感を覚えることがある。
私の意見・感想
ロックの楽しさ、すばらしさを知る入門として最適の映画!
Let’s get rocking!!(ロックしようぜ!)
このセリフを主人公デューイが叫んだ瞬間・・・ぶち上がりました!
この映画をきっかけに、私は今も続いているギターを始めました
魅力3点をまとめてみました☆
AC/DC、レッドツェッペリン、ブラックサバス、the Clash、Deep Purple、Kiss、the Doors、Cream・・・・
王道ロックの名曲たちをふんだんに使いながら、デューイは進学校の小学生たちにロックを叩き込んでいきます。
学内でバンドを結成するということで、エレキ、ベース、ドラムなどの弾き方を教えて、どんどん子供たちがロック寄りの演奏、言葉遣い、動作が磨かれていきます。
たいへん”いびつな”成長ストーリー!
② 低俗・体たらくすぎる臨時教師・デューイ
この映画の最高要素の半分を占めていると言える、ブラックジャックが演じるデューイ。
・親友に来た臨時教師のオファーを代わりに親友のフリをして引き受ける
・子供たちに授業せずロックを教える
・お下劣言葉遣い
・バンドのメインボーカルはオレ
・身なり・服装・愛車 持ち回りまで下品
すべてがオールマイナス5億点★
劇中ジャックブラックの演技は1ミリもこの設定を崩すことはありません。
それが最高なんです。振り切っています。
海外コメディって、あちらさんだけが笑えるジョークや動作が多いのですが、この演技は普通に声を出して笑ってしまうシーンが多くあります。
動きも面白いのですが、なんといっても
目の前にいる生徒が全員微動だにせず、その様子を見ているのです。
やりきるデューイも、反応の仕方を知らない生徒も両方おかしいわ笑
ラスト、デューイは詐欺教師というのが父兄にバレて、クビになってしまうのですが、その後完全にライブに出ることにしか頭になかった生徒たちは、デューイの家に乗り込んで、無理やりライブにいくことなりました。
このライブが本当に最高によくできております!
歌のメロディー、歌詞、観客の盛り上がり、生徒たち全員の立ち回り
全てにおいて、完成度が高い。
- メロディー:歓声をあげたくなる、自然と体が揺れる
- 歌詞:左ギタリストが書いた歌詞。優等生の自分がロックで反旗を翻す内容
- 観客:ステージまでつまっている客数。監督によるとどんどん後ろから客が増えていく演出をしたそうです。
- 生徒たち全員主役:演奏だけでなく、衣装係、マネージャー、PA、SPなどをクラスの生徒が専門職として就いています。抜かりなく優しい設定。
その集大成として、すばらしいシーンとなっています。
私としては、このシーンをボヘミアンラプソディーのライブシーンが超えることはありませんでした。(いいすぎでしょうか)
映画の構成や、登場人物の深掘りはしていない関係上、体たらく教師がロックを教えるというメルヘンな設定をより非現実にしてしまってはいます。
ジャックブラックのオーバーめの演技は、個人的には最高におもしろいのですが、これぞアメリカ映画だなー・・・と冷めて見てしまう人もいそうではあります。
しかし、当時、幼い子供たちがバンド演奏が完璧で、ロックにまみれた大人と純粋な子供を臆することなく混ぜる絵が、とても新鮮で今見ても楽しい作品なのは間違いありません。20年も前の映画とは・・・
ロックの教科書としても、あと実はわかりやすい英語の教科書的な勉強用としても、楽しむことができるスクールオブロックをぜひ一度!
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