監督:ダンカン・ジョーンズ
主演:ジェイク・ジレンホール
8分間のタイムループの中で繰り返し起こる列車爆破事件を防ぐために、特殊任務に就いた兵士コルター・スティーヴンス大尉(ジェイク・ジレンホール)が奔走する物語です。彼はテロを阻止するために「ソースコード」というプログラムを使い、被害者の体に意識を転送され、過去の8分間を何度も体験します。犯人を突き止めるべく繰り返されるミッションの中で、彼は現実と仮想現実の境界が曖昧になっていくことに気付きます。
時間を超えたスリリングな謎解きが楽しめるサスペンス映画です。ジェイク・ジレンホールが演じる主人公が、タイムループの中で繰り返される8分間に挑む姿は、手に汗握る展開の連続。予測不能な結末が待ち受ける本作は、観客を最後の最後まで引き込みます。
別人に乗り移って、列車の爆破を繰り返し止めに行くという設定がシンプルなので、話の進みがわかりやすく見ることができます。
設定と展開が非現実にも関わらず、タイムリープができる理由や背景を知っていくほど、普遍的な人間ドラマになっていくため、共感したり、感動することができる脚本です。
⏰1幕目 爆破テロが起こる列車での8分間
⏰2幕目 主人公の過去、タイプループする理由
⏰3幕目 最後の8分間
構成は最大にざっくりですが、こんな感じです。1幕目でタイプループ映像を楽しんで、2幕目でネタバレで納得、3幕目でドラマティックな展開が用意されています。
90分一瞬ですぎるし、最後は感動します。タイムループ素材の映画に慣れている方にとっては、かなり既視感はあるかと思いますが。私もタイム系映画を見漁ってないときにみたら、劇的にNo. 1になる映画になっていたでしょう。
ラストは、キスシーンで終わるべき派とタイムパラドックスエンジョイ派で意見は分かれると思いますが、私はキスシーンで大ピークを気持ちが迎えていたので、そっち派でございます。
ラストシーンが記憶に焼き付いたり、何度も反芻して考えてしまう映画は本当にいいものですね🙌
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