監督: ダニー・ボイル
主演: ヒメーシュ・パテル、リリー・ジェームズ
公開・配信情報
✅Prime Video ✅U-NEXT ✅NETFILIX ※見放題 2024年10月時
突然世界中でビートルズの存在が消え去り、その音楽も記憶されていないという奇妙な世界に取り残された若いミュージシャン、ジャック・マリク(ヒメーシュ・パテル)の物語です。彼は、ビートルズの楽曲を自作として発表し、瞬く間にスーパースターに駆け上がるが、その代償として自らの本当の夢や愛に疑問を抱き始めます。映画は、音楽、愛、そして誠実さの価値を探るユーモラスで感動的なストーリーです。
ビートルズの名曲をバックに描かれる、愛と音楽に満ちたタイムレスなファンタジーです。想像を超える展開とともに、音楽が持つ力の素晴らしさを再確認させられるこの作品は、ビートルズファンだけでなく、誰もが楽しめる感動作です。夢のような設定と心温まるストーリーが、あなたの心に響くこと間違いなし!
設定だけで、楽しいやつ。です。
「もしも・・ビートルズを自分しか覚えていなかったら・・・。」それを映画化して現実っぽく見せてくれるので、自分だったらって想像を掻き立ててくれます。生演奏にこだわってたらしいので、実際にビートルズの曲がかかるときがとても楽しい気持ちになります。
このワンシーンで結構やられてしまいます🥹
全世界でビートルズが忘れられしまい、売れないミュージシャンの主人公ジャックは、友達の前で徐にイエスタデイを演奏します。その瞬間、普通の世界が素晴らしく感じるような感覚に陥ります🌍もちろん、私たちは知っている曲なんですが、ジャックの友達が初めて聴いているような反応と、ジャックがその前に自作の全く心に響かない歌を披露したのも相まって、いざイエスタデイを聴くと物凄くいい曲に聞こえてきました。聴いている友達が、「なんていい曲なの」という反応に、ジャックがそらそうでしょっていうやりとりが面白かったです😂
偶然、ジャックの曲をラジオで聴いたエド・シーランが登場します。エド本人が、エド役として出演しているのです。しかも、すごくメタ的な出方です。
エドが自分のツアーの前座として、ジャックに同行を依頼し、アーティスト仲間としてジャックを引き入れる話の流れで、登場してきます。そこでの立ち振る舞いがなんとも、自ら皮肉ったような演技をしています😂ライブ会場まではプライベッドジェット、スタッフを集めてイカしたライブ後の打ち上げなど、
まるでファンが、「エド・シーランてビッグで、こんな生活をしているのだろう」と考えるような、意識高い系シンガーソングライター像をエド自らが演じている。そんな滑稽さに笑いが止まりませんでした。
終いには、ジャックの才能に嫉妬して、制限時間内に一曲書くというゲームをみんなの前で初めて、ジャックがさらっとthe Long and Winding Roadを演奏して(選曲がせこすぎる笑)、思い切り敗北するシーンもあって、笑えて切なくなってしまいました。
このように、もしも映画としての面白さがしっかり担保されていますが・・・
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